絵描き(絵師)とブログの関係性

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絵描き(絵師)とブログの関係性

前回絵描きの稼ぎ方について書きましたが、
今日は絵描きとブログの関係性について少し深掘りして書いて見たいと思います。

ブログの稼ぎ方とは?

絵描きとブログの関係性を語る前に、一般的にブログの稼ぎ方を説明します。

私のこのブログのように、ネット上に「自分のブログ」をもって、そこにバナー広告や、通販商品のリンクを貼ることで、訪問者がクリックしたりアクセスすると、
収益が発生する稼ぎ方
ですね。

ブログへのアクセス数が増えれば、訪問者が広告バナーや商品リンクをクリックしてくれる可能性が多くなるため、「ブロガー」と呼ばれるブログで稼いでる人は、いかにアクセスを増やすかを、日々必死に追求しています。

ブログ運営には、アクセスを増やすためのSEO・ノウハウなどありますが、私は勉強中ですし、専門家ではないのでここでは割愛します。(^_^;)
Google検索で「ブログ 稼ぎ方」で検索かければ、腐るほど説明サイトが出てきますので、詳しく知りたい方は調べて見てください。

あ、ちなみにこれ書いてる現在では、当ブログはまだまだアクセスが少ないので、広告等は貼ってません。(白目)将来的にはやってみようと思います。

またブログは広告ビジネスともよばれ、おもにブログ内の広告アフィリエイトリンクでの収益が主となっていますが、様々なwebサービスと連携することで、多彩なビジネスに展開することも可能であり、これが私たち絵描きとブログとの関係性を語る上でも必要になってきます。

実は絵描き(絵師)は、ブログと相性がよかったりする。

さて、絵描きとブログの関係性ついてですが、

ブログは文字が主役な面がありますから、一見絵描きとはあまり関係なさそうですが、ブログについて知っていくと、かなり絵描きとはマッチしたものだとわかります。

ブログを書いていると、記事に入れる画像が欲しくなるんですが、絵描きはそれを自己生産できる強みがあり、記事のネタ・ブログ自体のイメージに独自性を持たすことできます。他のブログと違う味を持てるのは、大きなアドバンテージではないでしょうか?(´∀`)

また、ブログはネット上での、「自分だけの発信メディア」にできます。
絵描きの視点で言うなら「自分だけのマンガ・イラスト掲載雑誌」的な感じですかね。

イラストギャラリーを置いてもいいですし、マンガを連載するのもいいと思います。文字でも絵でも発信できる…コンテンツの発信という点では、ブログと絵描きは相性がいいのです。

絵描き(絵師)は自分で管理する有料ブログ(サイト)を持ったほうがいい!

別にブログじゃなくても、ただ作品を見せるだけならPixivとかTumblrなどの画像系SNSでいいじゃない?と思われるかもしれません。

しかし、SNS等の企業の投稿サイトだけだとアカウント停止やサービス終了のリスクが常に付きまといます。(これは無料のブログサービスも同じです)

また機能やサービスに不満があっても改善されるまでは、黙って従い利用するしかありません。
無料で利用できる分、制限とリスクが多いのも事実です。

実際私は、過去に無料のホームページサービスを利用していましたが、企業側の都合でサービス終了となり、泣く泣く追い出された経験があります。

その時、「タダより怖いもんはない!」と思い知りました。(笑)

今後絵描きとして活動するのであれば、ネット上に自分の存在と自分の作品を公開するための、しっかりとした「自分の居場所」を用意する必要があります。それがブログです。企業の無料ブログではなく、しっかり自分でサーバーをレンタルし、ドメイン等も取得したブログです。自分で契約した有料ブログなら、自分で管理もカスタマイズも可能ですし、なくなることはありません。

サーバー代やドメイン代も大した維持費はかかりません。創作活動や将来的な収益化を見据えれば、十分取り戻せる可能性がありますしね。

絵描きがブログで収益化する方法は?

さて、では実際に絵描きがブログを使って収益化する方法は?って話ですが、基本は検索でググって調べれば出てくるような、通常の「ブログの稼ぎ方」と同じです。

ただ、絵描きのブログは先にも挙げた通り、自分の絵を使えば、他のブログとの差別化・独自性をもたせる事ができることです。

マンガやイラスト集などは、完成した作品は勿論、その作成工程までもが、コンテンツ化できるのです。ブログやSNSでの発信内容のネタとしても充実させることができますよね?

また、ビジネスモデルの視点から見ても、かなり利にかなっています。
SNS・アフィリエイト・自分の作品の発信・販売の流れを上手く組み合わせると、なんと「自分だけのマンガ・イラストメディア」になっちゃうんです。

簡単に説明すると、

  1. ブログを立ち上げ、記事を日々作成しつつ、ブログの読者を増やします。アクセスが増えてきたら、ブログに広告バナーアフィリエイト等を設定します。
  2. 同時に複数のSNSサイトでもアカウントを作り、育成しながら、作品宣伝・ブログ宣伝の投稿活動し、ブログへ誘導します。
  3. そしてブログ投稿・SNS投稿の活動を繰り返し地道にフォロワーとファンを作っていきます。
  4. またその間に、マンガ・イラスト等の自分の商品となる作品集も作っていき、パッケージング(電子書籍化・DL商品化・印刷した同人誌等)して発売準備します。
  5. 最終的にブログ・SNSの活動を通じて増えたファン・フォロワーに自分の商品を告知・発売して、購買へと誘導していきます。
  6. 作品創作、ブログ投稿、SNS投稿活動をそれぞれ連動しつつ、繰り返していくことで、相乗効果を産みながら、ファン数の増加と商品販売・ブログ収益化につなげる事ができます。

上記を見て「遠回りで大変」というイメージを持った方もいるかと思います。
しかし他のビジネスでもそうですが、作って出すだけでは自分の作品は見てもらえませんし、売れません。ようはブログとSNSを使ったwebマーケティングが必要なわけです。

あとまあ当然ですが、上記に軽く書きましたが、これは並大抵のことでは軌道にのせることはできません。

地道な投稿・創作活動が必要で、収益化するまでには、作品制作は勿論、フォロワー・ファンの獲得に長い時間が必要なのです。


絵描きも自分の作品を見てもらうために、webマーケティングが必要。

今の時代、SNS・ブログ等のwebメディアを使って世界に向けて、絵描き自身が発信努力していかないといけない時代だと思っています。

昔のように、出版社等の企業クライアントに売ってもらうことを期待せず、「自分で自分の絵を売っていく」必要もあるのです。

そのためにも、絵描きは作品をただ作るだけでなく、ある程度のwebマーケティング知識を身につける必要があると思っています。

webマーケティング知識を身につけて実践していけば、自分の作品をより多くの人に届けることができる可能性があるからです。

また、マーケティング知識は、副業で絵描きをやってる人は本業のビジネスでも活かせるかもしれませんしね(´∀`)

まずは定期的な閲覧者数となるフォロワーを増やし、自分のファンになってもらおう!

絵描きとしての自分の作品の収益化するにもしても、ブログを収益化するにもまずは閲覧者数を増やさないといけません。

ブログの記事投稿とSNSで発信を続け、フォロワー数を増やし、やがてファンになってもらうことが必要です。

フォロワーは作品に興味をもって、我々が発信した内容を定期的受け取ってくれて、リピータ―になってくれる人であり、ファンはリピーター及び商品を購入をしてくれる可能性が高い人です。

つまりファンの数は収益化にとって生命線であり、いかに自分の作品のファンを作ることが大事かおわかり頂けると思います。

では閲覧者をフォロワーに、フォロワーをファンになってもらうためには、どうすればよいか?ということですが、

これは、ひたすらコンテンツの作成・発信をするしかありません。

絵描き場合だと、ようは沢山描いて公開しろ!ってことです。(^_^;)

SNSで絵描きさんをフォローしたことある人なら経験があるかもしれませんが、

SNSの投稿で流れてきたイラストに「あ、この絵好き!」と反応したら、ついつい「いいね」ボタンを押しちゃいますよね?

そしてSNSのタイムラインやプロフィール欄で、その絵描きさんのイラストが沢山投稿されていたら、もっと見たくなって絵描きさんをフォローしちゃいますよね?

その絵描きさんがブログをやっていたら見に行きますし、その絵描きさんがイラスト集を出していたら気になってしまいますよね?

・・・つまりそういうことです。数を出していくしかないのです。

SNSやブログに、作品や発信したい情報などをたくさん投稿し、フォロワーと読者数を増やし、絵描きとその作品の存在を知ってもらう機会を増やします

ネット上で自分の存在の認知をとるのです。

ブログで絵描きさんを知った人は、ブログにSNSのアカウントを載せておけば、その絵描きさんのSNSアカウントをフォローしてもらえる可能性が高いですし、

逆に、SNSでその絵描きさんを知れば、SNSにプロフィール欄や投稿にブログのURLを貼っておけば、ブログを見てもらえる可能性が高くなります。

そして当然、その絵描きさんが売りたい商品や創作活動内容等の情報も伝わるわけです。

また、投稿数とフォロワーの増加は、ファンを作ることの他に、企業案件につながる可能性もあります。

SNSのフォロワー数が多いと、ある程度絵描きの人気の「数値化」ができ、企業担当者から見ると「あ、この絵描きさんは人気がありそう」と思わせることもできますからね。そら誰だってフォロワーが少ないより多い絵描きさんのほうが頼みやすいでしょう。(^_^;)

話が少しそれましたが、SNSやブログを通して、
ただの閲覧者をフォロワーへ、フォロワーをファンへ・・・と昇華させていく活動が必要なのです。

絵描きも自分の作品の顧客を育て、マーケティングという商品が売れるための仕組みづくりをするのです。

絵描きがブログを始めることで、自分だけのマンガ・イラスト雑誌に!?

ブログというのは雑誌やテレビなどと似た、メディア広告ビジネスです。

このブログというビジネスモデルは、マンガ雑誌等のビジネスモデルとやってることはほとんど同じなんです。

  • 雑誌の売れ行き→ブログのアクセス数
  • 雑誌内の企業広告収益→ブログ内の広告バナー・アフィリエイト収益
  • 雑誌内特集等の記事→ブログの記事
  • マンガ・イラストコラム連載→ブログでの自作品の連載・公開
  • 雑誌内連載作品の単行本化→電子書籍等DL販売・同人誌印刷販売(パッケージング)
  • 雑誌発行部数→ネット上の電子データなので際限なし。印刷代・在庫なし
  • 作家と出版社の収益→作家自身に還元(※ブログのサーバー・ドメイン代+作品販売に利用した有料サービス代等の管理費はかかりますが…)

…といった感じで、規模は違えど、ブログという媒体に、ネットのサービスを利用すれば、作家単体でもほとんど似たことができるビジネスモデルです。

その他、マンガ雑誌を出版する企業が、販促として行う一部イベント企画、企業間コラボ、メディアミックス(アニメ化・グッズ化等)などは、企業の資本と信頼性がないと個人ではさすが実現が難しいです。
ただ、昨今、個人作家の作品に対してアニメ化のお声がかかる例も増えてきているようです。

商品企画を持ち込む側も企業よりも個人相手のほうが声がかけやすい面もあるでしょうしね。ブログやSNSを通じて、作品の創作活動をして、人気が出てくるとそういった機会に恵まれることもあります。

まあ簡単に書きましたが、言うは易しってことで、実現するのは大変です。編集や掲載作業も全て自分でやらないといけないわけですからね。(^_^;)
前項にも書きましたが、軌道にのせるには相当の時間と労力が必要なのは覚悟しないといけません。



まとめ:絵描き(絵師)は自分のブログを持って創作活動の発信・収益化のプラットフォームにしよう!

以上、色々と書きましたが、ブログという「自分メディア」は構築・運営していくのは大変だと思われるかもしれませんが、

・作品のパッケージングによる商品販売の収益
・ブログへ作品を見に来た閲覧者のアクセス数によって広告・アフィリエイト収益
・フォロワー・ファン数の増加によって企業案件のチャンス
・収益化機能のあるSNS、その他webサービスとの連携によって相乗効果も期待できる

…などなど、ブログはビジネスモデルとしては、上記のように「複数の収益方法があり、且つ相乗効果がある」よくできた仕組みとなっています。

まずはネット上での「自分だけの」「自分で管理できる」不動の活動拠点を作りましょう。それにはブログが一番向いていると思います。

上記の収益化の仕組みをつくり、軌道にのせることがでれば、きっと絵描きにとって創作活動を支えてくれる大きな柱にもなってくれるでしょう。

この記事を見て興味をもった絵描きさんがいたら、ぜひともブログを使った創作活動にチャレンジしてみてくださいね。

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